2018年10月31日水曜日

アーモンド・チュイル

材料  ( 10 枚程度 )
卵白1個分
砂糖60g
スライスアーモンド60g
薄力粉大さじ1.5
溶かしバター10g
粉糖適量
メモお買い物メモ
ジャンル:
洋菓子 / クッキー、ビスケット
種別:
デザート
下準備
アーモンド・チュイルの下準備1
天板にオーブンシートを敷いておく。オーブンを200℃に予熱しておく。

作り方
アーモンド・チュイルの作り方2
1
ボウルに卵白と砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜ合わせ、薄力粉を加えて練らないように混ぜる。

アーモンド・チュイルの作り方3
2
スライスアーモンド、溶かしバターを加えて全体がなじむまで混ぜる。

アーモンド・チュイルの作り方4
3
オーブンシートに(2)をスプーンで直径4cm程度の円形に、間隔をあけながら広げる。

アーモンド・チュイルの作り方5
4
200℃に予熱しておいたオーブンで7~8分焼き、ふちに茶色く焼き色がついて中央部分も薄く焼き色がついたら取り出す。

アーモンド・チュイルの作り方6
5
熱いうちにアルミホイルを巻いた麺棒にのせ、軽くカーブをつける。冷めたら半量に粉糖を軽く振る。

火傷に気をつけて下さいね。

このレシピのポイント・コツ
・ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。

水菜と紫キャベツのハチミツドレッシング

材料  ( 2 人分 )
水菜30g
紫キャベツ50g
ラディッシュ2個
<ドレッシング>

  粒マスタード(マイユ)小さじ1
  白ワインビネガー大さじ1.5
  塩少々(ふたつまみ)
  ハチミツ小さじ1.5
  オリーブ油大さじ1
メモお買い物メモ
ジャンル:
洋食 / サラダ
種別:
副菜
作り方
水菜と紫キャベツのハチミツドレッシングの作り方1
1
水菜は長さ3cmに切り、水に放つ。紫キャベツは長さ3cmのごく細い細切りにし水に放つ。それぞれ、ザルに上げて充分に水分をきる。

水菜と紫キャベツのハチミツドレッシングの作り方2
2
ラディッシュは1mm角の棒状に切る。<ドレッシング>の材料を混ぜ合わせる。

水菜と紫キャベツのハチミツドレッシングの作り方3
3
器に(1)を盛ってラディッシュをトッピングし、<ドレッシング>をかける。

シナモン風味の焼きリンゴ フライパンで作る焼きリンゴ。お好みの洋酒で香り豊かに。

材料  ( 作りやすい量 1 回分 )
リンゴ1個
バター20g
ブランデー小さじ2
グラニュー糖大さじ4
シナモンパウダー適量
メモお買い物メモ
ジャンル:
洋菓子 / デザート
種別:
デザート
作り方
シナモン風味の焼きリンゴの作り方1
1
リンゴは12等分のくし切りにし、皮はそのままにして芯を切り取る。

シナモン風味の焼きリンゴの作り方2
2
フライパンにバターを熱してリンゴをこんがりと焼き、ブランデーをかけ、蓋をして1~2分蒸し焼きし、グラニュー糖を加える。

シナモン風味の焼きリンゴの作り方3
3
全体にグラニュー糖をからめながら煮汁を全体にかけつつ焼き色をつけるように焼く。器に盛り、シナモンパウダーを振る。

このレシピのポイント・コツ
・リンゴは紅玉、ふじなどお好みの種類を使ってください。今回は秋映を使っています。

生ハムとフルーツのオードブル 生ハムとフルーツの組み合わせです。メロンだけではなく、旬のフルーツとの組み合わせで季節感のある洒落た一品に。ドレッシングにブランデーを加えた大人のお味です。

材料  ( 2 人分 )
生ハム4~6枚
イチジク2個
ブドウ(ピオーネ)2~3粒
マスカット2~3粒
<ドレッシング>

  白ワインビネガー小さじ2
  水小さじ2
  ブランデー小さじ1/2
  ハチミツ小さじ2
  塩小さじ1/4~1/3
  オリーブ油大さじ1
セルフィーユ適量
メモお買い物メモ
ジャンル:
洋食 / 前菜
種別:
副菜
下準備
生ハムとフルーツのオードブルの下準備1
イチジクは皮をきれいに洗い、皮ごと6等分のくし切りにする。ブドウ(ピオーネ)、マスカットは皮をきれいに洗い、皮ごと縦半分に切り、あれば種を取り除く。

<ドレッシング>の材料を混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。

お子さん向けには、ドレッシングのブランデーは使わずに。

作り方
生ハムとフルーツのオードブルの作り方3
1
皿にイチジクを置き、その上に生ハムをふんわりと盛り、ブドウ(ピオーネ)、マスカットを散らす。

生ハムとフルーツのオードブルの作り方4
2
<ドレッシング>をかけ、セルフィーユを添える。

このレシピのポイント・コツ
・生ハムは、スーパーなどのデイリー仕様のものではなく、輸入のものを使っていただくと、より本格的に仕上がります。

なしとルッコラのサラダ

材料
(4人分)

・なし 1コ
・レモン汁 適宜
・ルッコラ 一つかみ
・バルサミコ酢 適宜
*赤ワインビネガーを熟成させてつくる、イタリアの酢。まろやかな甘みと深い香りがある。
・塩
・黒こしょう
・エクストラバージンオリーブ油
下ごしらえ・準備
なし

つくり方
1
なしは皮をむき、芯(しん)を取って薄切りにし、レモン汁をかける。

2
ルッコラは根元を切ってバラバラにほぐす。

3
皿に1、2を盛りつけ、食べる直前に塩・黒こしょうをふり、エクストラバージンオリーブ油、バルサミコ酢をふって味を調える。

全体備考
【クッキングメモ】
時間がたつとなしのシャキシャキ感が失われるので、食べる直前に卓上で味付けする。

かきとベーコンのチーズ焼き

かきとベーコンのチーズ焼き
食パンを下に敷き、かきをベーコンとチーズでサンド。パンにしみたうまみがじゅわっと口に広がります。

料理: 有元葉子

撮影: 山田広幸

かきとベーコンのチーズ焼き
熱量 304kcal(1人分)
材料 (4人分)
かきのむき身 18粒
ベーコンの薄切り 4と1/2枚
食パン(サンドイッチ用) 3枚
プロセスチーズ 約6cm
バター 適宜
トマトケチャップ 大さじ3~4
塩 適宜
こしょう 少々
作り方
かきはざるに入れ、塩をたっぷりかけて振り洗いし、ぬめりが出てきたら流水で洗う。バットなどの平らな器にペーパータオルを3枚くらい重ねて敷き、かきを並べ、5~6分おいて水けを取る。塩、こしょう各少々をふっておく。
バターは室温にもどしておく。オーブンを220℃に温める。ベーコンは一枚を4等分し、1/2枚は半分に切る。食パンはそれぞれを6等分する。プロセスチーズは幅3mmに切り、18枚にする。バターを耐熱皿に薄く塗り、18枚の食パンの片面にも塗り、塗ったほうを上にして耐熱皿に並べる。
耐熱皿の食パンの上に、かき、ベーコンをのせ、ケチャップを約小さじ2/3くらいずつ塗る。この上にチーズを1枚ずつかぶせ、220℃に熱したオーブンに入れ、チーズに焼き色がつくまで約15分焼く。オーブントースターで焼く場合は2回に分けて。天板にホイルを敷いてからパンをのせ、焦げないようホイルをかぶせて7分、ホイルをはずして3分焼く。
時間40分、熱量304kcal、塩分2.7g(1人分)

まぐろ刺身のオリーブオイルマスタード

ままぐろ刺身のオリーブオイルマスタードぐろ刺身のオリーブオイルマスタード
刺身にEXV.オリーブ油。ワインにもよく合います。

洋風

レシピ制作者
有元葉子さん


パーティーにおつまみに


マスタードにラウデミオを混ぜることによって、マスタードの辛さを感じなくなり、まろやかなおいしいソースになります。マスタードのかわりにわさびで作ってもまた違うおいしさが楽しめます。

材料
4人分

作り方


まぐろ(刺身用) 1さく
マスタード(練りからしでも) 大さじ1
しょうゆ 大さじ11/2
フレスコバルディ・ラウデミオ(EXV.オリーブ油) 大さじ3
ケッパー 大さじ1
あさつき(小口切り) 適宜
1)
マスタード、しょうゆ、ラウデミオ、ケッパーをボウルに入れて混ぜ、まぐろの刺身にかける。あさつきをたっぷりと散らす。赤身、あじなどにおすすめ。

使用するチェリーテラスの道具・食材
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フレスコバルディ・ラウデミオ


このレシピにお勧めの飲み物

ワイン赤
軽快でいきいきとした赤(ときに辛口のロゼ・ワインも)
例えば、Bourgogne Passetoutgrain
シャンパン
ブリュット(辛口)、ときにエキストラ・ブリュット(極辛口)。こまやかな泡立ち、酸味とミネラル。洗練。
シャンパン
ボディのシャンパーニュ。複雑でスパイシーな香り。力強く腰がしっかりしている。

牛肉の赤ワイン煮込み

牛肉の赤ワイン煮込み
野菜たっぷり。赤ワイン1本使うかたまり肉の煮込み。

洋風

レシピ制作者
有元葉子さん


パーティーに作りおきにも


野菜とワインのうまみがとけ合うまで煮込むのがコツ。野菜がたっぷりとれるスタミナ食です。多めに作ってパスタソースにするのもおすすめです。

材料
4人分

作り方


牛肉(ブリスケか肩ロースなど脂の少ない部位のかたまり) 1kg
トマト(完熟) 3〜4個
玉ねぎ 2個
にんじん 1本
セロリ 1本
にんにく 2片
赤ワイン 1本(750ml)
ローリエ 2〜3枚
ブーケガルニ(イタリアンパセリ、セロリ、ローリエをタコ糸で束ねる) 1束
フレスコバルディ・ラウデミオ(EXV.オリーブ油) 大さじ3〜4
小麦粉、塩、こしょう 各適宜
1)
牛肉は4〜5cmの角切りにし、塩、こしょうを全体にまぶす。焼く直前に小麦粉をはたく。
2)
トマトは皮を湯むきしてざくざくと切る。玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくは約1cm角に切り、バーミックス(スーパーグラインダー)でそれぞれみじん切りにする。
3)
フライパンにラウデミオを熱して1の牛肉を入れ、強火で炒める。肉の表面全体に焼き色がついたら深鍋(24cm)に移す。
4)
3のフライパンで2の玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくを炒める。しんなりとして油がなじんだら、3の鍋に移す。
5)
4のフライパンに赤ワインを少し(フライパンの底がかくれるくらいの量)注ぎ、こげついたうまみを木べらでこそげて混ぜながらひと煮立ちさせ、鍋の中へ。残りの赤ワインを鍋に注ぎ、トマトとローリエ、ブーケガルニも加え、塩、こしょうをふる。煮立ったらアクをすくい、火を弱めて肉がすっかりやわらかくなるまで2時間くらい煮込む。途中で鍋の中の水分が足りなくなったら水を適宜補う。味を調えて食卓へ。

ビーフシチュー


材料
6 8人分

作り方


牛肉(シチュー用。かたまり) 800g〜1kg
玉ねぎ(ざく切り) 2個分
セロリ(ざく切り) 2本分
にんじん(ざく切り) 大1本分
にんにく(みじん切り) 2片分
赤ワイン 1本(750ml)
トマト水煮(缶詰) 2缶(800g)
ローリエ 2枚
バター 大さじ3
塩、こしょう 各適宜
さやいんげん 200g
1)
鍋にバターを入れて中火にかけ、牛肉をかたまりのまま両面焼く(塩、こしょうなどしないまま焼く)。両面にほどよく焼き色がついたら、別鍋に移す。
2)
1の空いた鍋に玉ねぎ、セロリ、にんじん、にんにくを入れ、玉ねぎが透き通ってくるくらいまで炒めたら、肉の入っている鍋に移す。
3)
赤ワイン1カップを2の空いた鍋に入れ、木じゃくしを使って底面をこそげてから鍋に移す(フライパンに残っているバターや肉、野菜のうまみをワインに加えて活用しよう、ということ。フライパンも洗いやすくなって一石二鳥!)。残りの赤ワインも鍋に加える。
4)
トマトの水煮を3に入れる。空いた缶にはそれぞれ半分くらいまで水を入れ、缶の中に残ったトマトをゆすいで鍋に加える。
5)
ローリエも鍋に入れ、火にかけて、アクを取りながら弱火で煮る(約1時間30分〜2時間)。
6)
さやいんげんは筋を取り、かために無水調理でゆでておく。
7)
肉がやわらかくなったら、肉、ローリエを取り出して火を止め、バーミックス(ミンサー)で煮た野菜をなめらかにつぶす(写真1)。つぶし終えたら、塩、こしょうで調味し、再び肉を戻して煮る(写真2)。
8)
シチューが好みの濃度にまで煮つまったらでき上がり。肉を好みの大きさに切ってソースをかけ、さやいんげんを添えて、いただく。

▲写真1

▲写真2


使用するチェリーテラスの道具・食材
商品名をクリックすると詳しい商品ページへ

バーミックス ( ミンサー  ミンサー )

クリステル ( 両手鍋深型 、 両手鍋浅型 )


メモ

調味するときにしょうゆを少し加えれば、ご飯にぴったりの味に。残ったらパスタソースにしても楽しめます。
さらにコクを出したいときは、仕上げにバター大さじ3を加えるとよいでしょう。

2018年10月24日水曜日

豚しゃぶ豆腐

豚しゃぶ豆腐
豚肉を1枚ずつゆで、春雨、豆腐、白菜などを鍋に加えて、豆板醤入りのごまだれでいただきます。

材料 (4人分)
木綿豆腐 2丁
豚もも薄切り肉 300g
白菜 1/4~1/2個
ねぎ 1本
春菊 1わ
春雨 70g
ごまだれ
 すりごま〈あればペースト状のもの〉 大さじ5
 にんにく 1かけ
 しょうが 1かけ
 ねぎ 5cm分
 しょうゆ 大さじ4
 酢 大さじ1
 酒 大さじ1
 豆板醤 小さじ1
 砂糖 ひとつまみ
作り方
春雨は水に15分つけてもどし、食べやすく切る。豆腐は一丁を6つ~8つに切る。白菜はしんと葉に分け、食べやすく切る。ねぎは斜め切り、春菊は長さを2つに切る。
ごまだれを作る。しょうがは皮をむき、にんにくとともにすりおろし、ねぎはみじん切りにする。材料を材料表の順に加えて、よく混ぜ合わせる。
鍋に水を七分目ほど入れて強火にかけ、煮立ったら豚肉を1枚ずつ加え、おたまじゃくしなどでアクをすくい取る。白菜のしんを加えてふたをし、中火で10分ほど煮る。
春雨、豆腐、残りの野菜を加え、煮えたら、ごまだれでいただく。
(1人分481kcal)

新たまねぎの巻きしゃぶ

材料
(2人分)

・新たまねぎ 2コ
・豚ロース肉 (薄切り) 180g
・貝割れ菜 1パック
【からしごまだれ】
・だし 大さじ5
・練りごま (白) 大さじ3
・砂糖 大さじ1+1/2
・うす口しょうゆ 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
・米酢 小さじ1
・練りがらし 小さじ1/2
【煮汁】
・だし カップ4
・酒 大さじ1
・うす口しょうゆ 小さじ2
・塩 小さじ1弱

つくり方
1
新たまねぎは縦半分に切り、繊維に沿って2~3mm厚さの薄切りにする。貝割れ菜は根元を切り落とす。【からしごまだれ】の材料は合わせておく。

2
鍋に【煮汁】の材料を入れて、中火にかける。たまねぎと貝割れ菜を豚肉で巻き、煮立った煮汁に20~30秒間くぐらせる。【からしごまだれ】につける。

全体備考
【煮汁で雑炊を】
しゃぶしゃぶを楽しんだあとの煮汁には、たまねぎと豚肉のうまみがたっぷり。ぜひ雑炊を楽しんで。

2018年10月8日月曜日

ひじきのペペロンチーノ

ひじきのにんにく炒め

たけのこご飯


具はたけのことお揚げだけ。たけのこの味わいを生かす最良の取り合わせです。




 調理時間 /10分* ( 4工程 )
*ご飯を炊く時間、蒸らす時間は除く。

材料
(つくりやすい分量)

・たけのこ (胴の部分/ゆでたもの) 100g
・油揚げ 40g
・米 360ml(2合)
・だし 350ml
*下ごしらえ・準備参照。
【A】
・酒 大さじ1
・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2
・昆布 (3cm角のもの) 1枚
・木の芽 適量
・塩 小さじ1/2
下ごしらえ・準備
たけのこの下ゆで
1 表面の皮1~2枚を取り除いて穂先を斜めに切り落とし、火が通りやすいように皮に縦に1本切り込みを入れる。

! ポイント

たけのこはとれてから時間がたつほどえぐみが増すので、できるだけ早く下ゆでをする。

2 深めの鍋にたけのことかぶるくらいの水、米ぬか一つかみ、赤とうがらし1~2本を入れ、強火にかける。

! ポイント

米ぬかと赤とうがらしを入れてゆでたら、もう一度たっぷりの水からゆでてぬか臭さをぬくのがポイント。

3 沸騰したら中火にし、落としぶたをして強めの中火で1~2時間ゆでる。竹ぐしがスッと通るくらいまで柔らかくなったら火を止め、自然に冷ます。

4 下ゆでしたたけのこは、外皮をむき、菜ばしなどで根元のボツボツをそぐ。

5 鍋に再びたっぷりの水と4のたけのこを入れてゆで、ぬか臭さを除く。

! ポイント

保存するときは、ボウルや保存容器に5のたけのこをたっぷりの水につけて入れ、冷蔵庫へ。毎日、水をかえれば約1週間日もちする。

昆布とかつおのだし
6 鍋に水1リットル、はがき大の昆布1枚を入れ、20分間程おいてから中火にかける。沸騰直前で昆布を引き上げ、かつおの削り節20gを加えて火を止める。1分間程おいたら不織布タイプの紙タオルなどを敷いたざるでこす。

! ポイント

でき上がり目安は約カップ4。

つくり方
1
たけのこは5mm幅くらいの細切りにする。油揚げは紙タオルにはさんで余分な油を取り除き、せん切りにする。

! ポイント
たけのこは、程よい歯ごたえが残るように、あまり細く切りすぎない。

2
米は洗ってざるに上げ、余分な水分をきる。

3
炊飯器の内釜に2の米を入れ、だしと【A】を注ぐ。昆布、塩を入れ、1のたけのこと油揚げを加えて炊く。

! ポイント
たけのこと油揚げには下味をつけず、調味料とだし、昆布とともに炊く。

4
炊き上がったら約15分間蒸らし、底からサックリと混ぜる。器などに盛り、木の芽を添える。

全体備考
【たけのこの味を引き立てる昆布とかつおのだし】

たけのこにはかつお節が決まり物。この季節が来ると、おだいどこの框かまちに腰掛けてかつお節をかいていた祖母の姿が思い出されます。旬の食材を生かし、うす味に仕上げるおばんざいには、だしのうまみが欠かせませんが、かつお節を使うだしは、どちらかというとぜいたくなもの。常の日の汁物やおばんざいには昆布と煮干しのだしを使います。でも、たけのこは特別。その繊細な風味は、昆布とかつおのだしが引き立て役になるのです。昆布とかつおのだしといっても、吸い物には利尻昆布と血合い抜きの削り節を使いますが、真昆布や血合いがついた削り節を使うと、おばんざい向きのコクのあるだしがとれるので、使い分けてみてください。

【昆布とかつおのだし】(でき上がり目安 約カップ4)

鍋に水1リットル、はがき大の昆布1枚を入れ、20分間程おいてから中火にかける。沸騰直前で昆布を引き上げ、かつおの削り節20gを加えて火を止める。1分間程おいたら不織布タイプの紙タオルなどを敷いたざるでこす。

昆布や削り節の種類をかえることで、ハレの日の吸い物からおばんざいまで活用できる昆布とかつおのだし。

ひじきのしょうゆ煮 有元葉子

材料
(つくりやすい分量)

・長ひじき (乾) 1袋(50g)
・ごま油 大さじ2
・酒 カップ1/3
・みりん 大さじ2~3
・しょうゆ 大さじ3
下ごしらえ・準備
なし

つくり方
1
ひじきは水でゆすぎ、水に15分間ほどつけて戻す。水けをきり、5cm長さに切る。

2
鍋にごま油を熱し、1をよく炒める。酒、みりん、しょうゆを加え、煮汁がなくなるまで強めの中火で煮る。味をみて、しょうゆで味を調える。

! ポイント
卵焼きのほか、サッとゆでたにんじんや油揚げとあえたり、混ぜずしの具にしたりしてもおいしい。

【このレシピを使ったおすすめの料理はこちら】
ひじきの卵焼き弁当

ひじきといり大豆の炊き込みご飯

材料
(つくりやすい分量)

・米 2合(360ml)
・ひじきの炊いたん 1/2本
・大豆 大さじ1強(約15g)
*あれば市販のいり大豆でよい。その場合は手順1は省く
・新ごぼう (太さ直径1.5cmくらいのもの) 10cm
【A】
・うす口しょうゆ 大さじ1
・みりん 2
・ごま油 小さじ1
・みつば 適宜
・酢 少々
下ごしらえ・準備
なし

つくり方
1
大豆はフライパンに入れて弱火で約20分間いり、表面にこんがりとした焼き色がついたら、火から下ろす。

! ポイント
表面に香ばしい焼き色がつくくらいでよい。

2
ごぼうはささがきにするか、縦に4つに切って斜め薄切りにする。酢少々を入れた水につけて約5分間さらし、ざるに上げて水けをきる。

3
米は洗ってざるに上げ、余分な水けをきる。

4
炊飯器の内釜に3の米、ひじきの炊いたん、1、2を入れ、2合の目盛りまで水を加え、さらに【A】を加えて炊く。

! ポイント
炊き込みご飯用の目盛りがある場合はそれに合わせる。炊飯器にすべての材料を入れて炊くだけ。ごま油を加えてコクをプラスする。

5
炊き上がったら約15分間蒸らし、底からサックリと混ぜて、わんに盛る。あればみつばを1㎝長さに切って水にさらし、水けをきってのせる。

ひじきの炊いたん

材料
(つくりやすい分量)

・ひじき (乾) 20g
・油揚げ 1枚(40g)
*大判の京揚げの場合は、1/4枚を目安にするとよい。
【おばんざいのだし】*でき上がり 約カップ2+1/2。このうちカップ3/4使う。
・水 カップ3
・昆布 (はがき大のもの) 1枚
・煮干し 15g
・酒 小さじ1
【A】
・酒 小さじ1
・砂糖 小さじ2
・みりん 小さじ2
・うす口しょうゆ 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・サラダ油 大さじ1
下ごしらえ・準備
【おばんざいのだし】を作る
1 鍋に水、昆布、頭とワタを取り除いた煮干しを入れ、そのまま約15分間おく。

2 1を火にかけ、アクが出てきたらすくい取る。沸騰したら昆布を取り出す。さらに中火で8分間ほど煮、酒を加える。

3 火から下ろし、紙タオルを敷いたざるでこす。

! ポイント

だしは多めにつくっておいても。冷蔵庫に入れ、2日間で使いきる。

つくり方
1
ひじきはたっぷりの水につけ、15~30分間おいて戻し、上のほうからつまむようにしてざるにとる。ざるに入れたまま2~3度水をかえて軽くすすぎ、水けをよくきる。

! ポイント
水につけて戻す。砂などがついていることがあるので、砂を落とすように、ひじきだけをつまんで取り出す。

2
油揚げは紙タオルではさんで押すようにし、余分な油を吸い取る。長さ3~4cm、幅5mmに切る。

! ポイント
熱湯で油抜きしなくても、紙タオルでしっかりと押さえるだけで、余分な油が取れる。

3
鍋にサラダ油大さじ1を熱し、1のひじきを入れてサッと炒める。全体に油が回ったら、【だし】、【A】、2の油揚げを加えて煮る。弱火でときどきかき混ぜながら10~15分間煮、煮汁が底のほうに少しだけある状態になったら、火から下ろす。

! ポイント
あまり強く炒めると、ひじきの表面がむけてしまうので、全体に油が回るくらいでよい。油揚げをのせて煮、時々混ぜるくらいでよい。混ぜすぎると油揚げがくずれて、きれいに仕上がらない。

京風たぬきうどん

材料
(2人分)

・油揚げ 2枚(約90g)
*大判の京都風の油揚げの場合は、1/2枚が目安
【だし】*でき上がり約カップ4+1/2
・水 カップ6
・酒 大さじ1
・削り節 (かつおの厚削りタイプ。または混合削り節) 40g
【A】
・みりん 小さじ2
・砂糖 大さじ1
・うす口しょうゆ 大さじ1
・ゆでうどん 2玉
【B】
・みりん 大さじ1
・砂糖 大さじ1+1/2
・うす口しょうゆ 大さじ2
・塩 小さじ1+1/2
・しょうが (皮をむいてすりおろす) 1かけ
・青ねぎ (斜めに切る) 適量
・かたくり粉 大さじ3
下ごしらえ・準備
なし

つくり方
1
だしの水を鍋に入れて沸騰させ、酒、削り節を加える。途中アクを取り除き、水が減ったら適宜水を足しながら、中火で約15分間煮出す。火から下ろし、紙タオルを敷いたざるでこす。

! ポイント
うどん用のだしにはさば節などが入った混合タイプの削り節か、厚削りのかつおの削り節を使うと、コクが出ておいしい。

2
油揚げは紙タオルにはさんで余分な油を取り除き、幅8mm、長さ4cmくらいに切る。鍋に1のだしカップ1/2と【A】、油揚げを入れ、5~6分間中火で煮る。

! ポイント
油揚げは刻んで少し甘めに煮含めるのが京都流。だしはうどんの汁用のものから一部取り分けて。

3
別の鍋に1のだしカップ4を入れて沸騰させ、【B】を加える。かたくり粉大さじ3を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。

4
うどんは沸騰した湯にサッとくぐらせてほぐし、3に加えて1~2分間煮てなじませる。

5
4を器に盛り、2の油揚げ、しょうが、青ねぎを添える。

ふろふき大根

きょうの料理レシピ 2009/11/16(月)
京のおばんざいレシピ
ふろふき大根
白くうす味に煮含めた大根に、濃い味わいのみそをたっぷりかけるのが美味です。

ふろふき大根
撮影: 蛭子 真


講師

杉本 節子

▶ 杉本 節子 さんのレシピ一覧はこちら

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 エネルギー /90 kcal
*1人分

 調理時間 /70分 ( 4工程 )
材料
(2人分)

・大根 (胴の中ほどの柔らかい部分/3.5cm厚さの輪切り) 14cm(500g)
・米の研ぎ汁 カップ4
*代わりに水カップ4 と、ぬか一つかみ、またはだし用の紙パックに米大さじ1を入れたものでゆでてもよい。
・昆布 (はがき大の大きさ) 1枚
*あれば利尻昆布がおすすめ。
・田楽みそ 適量
*下ごしらえ参照。
・柚子(ゆず)の皮 (せん切り) 1/4コ分
・塩 二つまみ
・うす口しょうゆ 小さじ1/2
下ごしらえ・準備
田楽みそをつくる - 材料
1 ・西京みそ 70g
・水 大さじ3
・みりん 大さじ1
・砂糖 大さじ1

2 鍋に材料をすべて入れてなめらかになるまでよく混ぜる。弱火にかけ、絶えず底から木べらでかき混ぜながらクツクツと煮立たせる。

3 さらに弱火で2~3分間ほど煮、すくってみて、すぐに流れずにもったりとへらの表面に残るくらいの堅さになればよい。煮詰まりすぎたら水少々を加えて煮、調節する。煮上がったら火から下ろし、粗熱が取れるまでよく混ぜ、膜が張らないようにする。

つくり方
1
大根は3.5cm厚さの輪切りにし、皮を厚め(約7mm)にむく。片面に包丁で十文字に切り込みを入れる。

! ポイント
大根の表面と中心に均一に火が入りやすいように、片側に切り込み隠し包丁を入れる。むいた皮は柚子大根に使うとよい。

2
鍋に1の大根を切り込みを下にして入れ、米の研ぎ汁を注いで強火にかける。沸騰したら中火にし、30~40分間煮る。竹ぐしを刺してみて、スッと通る程度に柔らかくなったら火から下ろし、水で洗う

! ポイント
米の研ぎ汁で下ゆですると、アクが取れ、大根が白く仕上がる。

3
鍋に昆布を敷き、水カップ4、2の大根を入れる。塩二つまみ、うす口しょうゆ小さじ1/2を加えて弱めの中火に20~25分間かけ、柔らかく煮る。

! ポイント
ゆっくりと柔らかく煮ながら、たっぷりのだしのうまみとうすめの味を大根に含ませる。昆布を敷く代わりに、昆布だしカップ4で煮てもよい。

4
3の大根を器に盛り、田楽みそをたっぷりかけ、柚子の皮を添える。

全体備考
【大根】
冬に向かって甘みの増してきた大根は、今が旬。白くてつやがあり、身が締まっていて重量感のあるものを選ぶ。首は少し堅めだが甘みがある。胴は柔らかくて煮物に向く。先のほうは堅めで辛みが強い。部位を使い分けて料理すると合理的においしく楽しめる。

柚子大根

生麩のかやくご飯

材料
(3~4人分)

・米 360ml(2合)
・油揚げ 2/3枚
・にんじん 20g
・えのきだけ 1/2袋(100g)
・生麩 (もみじ麩/赤・緑) 合わせて1/3本(30g)
【A】
・水 340ml
・みりん 大さじ1
・うす口しょうゆ 小さじ1
・塩 小さじ1
・みつば (軸/1.5cm長さに切る) 適量
下ごしらえ・準備
なし

つくり方
1
米は洗い、ざるに上げる。

2
油揚げは紙タオルで余分な油を除き、1.5cm四方に切る。にんじんはみじん切りにする。えのきだけは根元を除き、1.5cm長さに切る。生麩は5mm厚さに切る。

! ポイント
具が少なくても、細かく切ることで全体に味が行き渡る。

3
炊飯器に米と【A】を入れて底からひと混ぜし、生麩以外の2を加えて普通に炊く。

4
炊き上がったら生麩を加え、底からサックリと混ぜる。器に盛り、みつばを散らす。

全体備考
【生麩】
小麦グルテンを原料とし、もっちりした食感が特徴。もみじ麩のように、四季の情景を表現したものも。今回は余熱だけで火を通すので、新鮮なものを選ぶとよい。

2018年10月5日金曜日

茄子の田楽

 材料
(2人分)

・賀茂なす 1コ
・ごま油 大さじ4
【田楽みそ(A)】
・関西白みそ 150g
・練りごま (白) 大さじ1
・みりん 大さじ3
・レモン汁 小さじ1/2
・黒ごま 少々
下ごしらえ・準備
なし

つくり方
1
賀茂なすはガクを切り落とし、横半分に切り、しま模様になるように皮をむく。フォークで穴をあけ、水に10分間つける。

! ポイント
賀茂なすは火が通りにくいので、フォークでたくさんの穴をあけておく。

2
フライパンにごま油大さじ2を入れて中火にかけ、水けをふいた1のなすを並べる。上から残りのごま油をかけてふたをし、中火で片面を7~8分間焼く。

3
焼き色がついたら裏返し、ふたをして7~8分間、なすが柔らかくなるまで焼く。

4
小鍋に【A】の材料を入れてよく混ぜ、弱火にかけて約2分間練り混ぜながらアルコール分をとばす。火を止め、レモン汁を加えて混ぜる。

! ポイント
田楽みそは、木べらで混ぜると鍋底が見え、すくっても落ちないほどの堅さになるまで、ゆっくりと混ぜながら火を通す。

5
3のなすをペーパータオルにのせて余分な油を取り、器に盛って4をのせ、ごまを添える。

全体備考
●今回は京都のご当地みそ「関西白みそ」を使いました。

米こうじの歩合が高い、甘みの強い白色甘みそ。京都でよく用いられる関西白みそは、「西京みそ」の銘柄名で知られています。着色を抑えるため、こうじ米の精米度を高くし、大豆は皮を除き、蒸すのではなく、煮て仕込みます。短期熟成型のみそなので長期保存には向きません。

*賀茂なすは、なければなす(大)2コを用意し、ガクを切り落として縦半分に切る。穴はあけず、焼き時間は賀茂なすよりも短めでよい。