2016年10月2日日曜日

裏千家 盆略点前

道具を運び出す

お客様にお菓子を運ぶ。
盆を建てつけに置き、襖を開け主客総礼する。
盆を鉄瓶の正面に運ぶ。
建水を運ぶ。
盆を両手で握りこみ、体ごと斜め45度の方向に向いて盆を置く。
建水を膝頭まで進め、居ずまいを正す。



棗と茶杓を清める
帛紗を捌いて棗を拭き清め、拭き終わったら茶碗の左上に置く。
帛紗を捌き直して、茶杓の末端を取り、拭き、拭き終わったら盆の右下の縁にかけておく。
 

帛紗は左手で握りこみ、右手で茶筅を取り、茶碗の右上に置く。 逆二等辺三角形を作る。
 
茶巾を右手でとり、お茶碗の右側に置く。


左手に握りこんでいた帛紗を右手に持ち直し、鉄瓶の蓋の上にのせ、蓋を閉じる。
帛紗を右膝で一旦待たせ、左手で鉄瓶のつるを取る。
鉄瓶を茶碗に近づけたら右手で帛紗を返し、鉄瓶の蓋を押さえて茶碗に湯を注ぐ。
右手が右膝に戻り、左手の鉄瓶を戻す。
帛紗を盆の左縁にかけておく。


 茶筅通し

左手を茶碗に添え、右手で茶筅を取り二回通す。サラサラと茶筅を振り、茶筅の綴じ目に親指が来るようにして持ち、『の』の字を書きながら左手を添え、茶筅を添えた左手と一緒に抜く


茶筅を元の位置に戻す。
右手で茶碗を持ち、左手に持たせ、建水に湯を捨てる。
茶碗は建水の上で待ち、右手で茶巾を取り、体の正面で茶巾を茶碗の縁を通って、茶碗の正面から入れる。茶巾のこちら側を取り、親指が外側に来るように茶碗の縁にかけ、お茶碗を左膝の上で3回半回し拭き正面を向ける。右手を返して茶巾を持ち、『い』『り』を書くように拭き、茶巾を茶碗おく。
拭き終わったら茶巾を入れたまま茶碗を元の位置に置き、それから右手で茶巾を取る。茶巾を元の位置に戻す。
茶杓を右手でとり、左手で「お菓子をどうぞ」の草のお辞儀をする。



薄茶を点てる
そのまま左手が左から棗を取り、お盆の内で、右手の茶杓を握りこんで蓋を開け、盆の右下の縁に掛け、茶杓を持ち直し、茶碗に二杓、茶を入れ、茶碗の縁で静かに打ち茶を払う。
 

茶杓を握りこんで棗に蓋をし、棗、茶杓を元の位置に置く。
右手で帛紗をとり右膝へ、左手は鉄瓶を取り、帛紗で蓋を押さえ、茶碗に湯を注ぐ。
湯を注いだら右手が右膝に戻り、鉄瓶を戻し、帛紗を元の位置に戻す。
右手で茶筅を取り、左手は茶碗を上から押さえるようにしてサラサラとお茶を点てる。
『の』の字を書き、茶筅を抜き元の位置へ戻す。
茶碗を右手で取り、左手で扱って回し、右方向に正面を向けて出す。
主客の「お手前頂戴致します」の挨拶を受ける。




戻った茶碗を清める
茶碗が戻ったら右手に取り、左手の上に乗せ、一旦正面を確認するようにして右手で盆の上に置く。
右手で帛紗をとり、左手は鉄瓶を取り、帛紗で蓋を押さえ、茶碗に湯を注ぐ。
湯を捨てるタイミングで、正客が「どうぞおしまいください」と言ったら、一旦茶碗を体の左横に持ってきてから右手をちょっとつき、茶碗を右横に取り、正面に置いてから「おしまい致します」と両手でご挨拶する。
右手で帛紗をとり、左手は鉄瓶を取り、帛紗で蓋を押さえ、茶碗に湯を注ぐ。
右手で茶筅をとり、左手を茶碗に添えを、サラサラと茶筅を振り、ちゃしまいの茶筅通し一回する。
右で茶碗を取り、左手に持たせて湯を捨てる。
茶巾を右で取り、正面で茶碗の中に入れ、茶碗を盆の上に置く。(お点前を続ける場合は茶巾でまた拭く)
穂先を茶巾の上に乗せるようにして茶筅を茶碗に入れる。




茶杓を清める
茶杓は右手で取り、右膝辺りで待ちながら、
建水を壁側にひき、帛紗を茶杓を持った右手で取る。

茶杓を右手に持たせたまま帛紗を右手で打ち返し、捌き直して茶杓を二回拭く。
左手は帛紗を持ち、左膝の上。

茶杓を右手全体で内側にひっくり返すようにしながら茶碗に置き、
そのまま右手が棗にいき、棗を元の位置に戻す。
帛紗を建水の上ではたき、帛紗についたお茶をはらう。
帛紗を右手に持ち直し、鉄瓶の蓋の上に置き、蓋をきる
鍋のふたをずらして少し開けておくこと。吹きこぼれや蒸しすぎを防ぐ

帛紗を打ち返して、左手で腰につける。
盆を両手で持ち、体ごと正面に向け、盆を正面に置く。


道具を下げる

建水を左で持って左立ちし、建水が客に見えないように、裏周りで水屋に戻る。
次に盆を持って下げ、建てつけに置いて、真の礼をして襖を閉める。



ポイント

紗は、親指が上に来るよう握り持つ。
畳以外の時、左手を茶碗を上から固定するように手を添える。
帛紗、端から3cmくらいの所を持つ。捌きの時指揃える。
体の正面で茶巾を茶碗の縁を通って、茶碗の正面から入れる。
茶巾を取り、親指が外側に来るように茶碗の縁にかける。
茶筅は、結び目が正面に来るようおく。
卵一個分脇開ける。
棗拭くとき親指も揃える。
茶道具移動させるとき引きずらない事


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