2016年10月12日水曜日

どういう心構えで花を入れたらよいか。

夏の暑さが厳しかったせいか、庭の草花の中には傷んでしまったものもあり、一輪の花を入れる際にも「あの花があれば、この花が使えたのに…」とあれこれ迷いました。
このような時、どういう心構え(気持ち)で花を入れたらよろしいでしょうか。


利休居士が「花は野の花のように」と仰っておられますが、村田珠光は「野山に生はえたる草木の体ていを学びて みぐるしきをきらう」と示されたそうです。

去年咲かなかった花が今年は庭先の蔭に一輪ひっそりと咲いた体ていをみつけた時の喜びと感動は言い表せません。

花との出会い、これはお人、お道具と同じことです。

一会の気持ちで臨まれたら如何でしょうか。

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