2016年10月11日火曜日

「鏡柄杓」の意味。

居前に座り柄杓を取り「鏡柄杓」をしますが、

これから一碗のお茶を点てるべく自分の「心」と身体の「構え」を整えるという意味で鏡柄杓をします。

宗家の大水屋に玄々斎が書かれた「稽古の席掟」が有ります。

その中に「着坐運付とも体の備へ並に呼吸の考第一の事」としたためられています。

点前に対する一貫した御教示ですが、まさに鏡柄杓こそ、この一点、瞬間ではないでしょうか。

どうぞ鏡柄杓、充分にお稽古なさって大切にして下さい。

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