種類 申請料 修行期間
入門 5,000円
習事 10,000円 1年 (前の許状取得後)
飾り物 10,000円 1年 〃
茶通箱 20,000円 1年 〃
唐物 50,000円 2年 〃
(唐物を取ってから、講師の資格が取れます。)
台天 70,000円 2年 〃
盆天 100,000円
(盆天を取ってから、教授の資格が取れます。)
白い封筒に「相伝料」と表書きし、裏に自分の名前と金額を書く。
家元にお渡しする『お玄関料?とお供え料?」も確か、数千円~数万円が別に必要。
※申請料は、参考程度にしてください。
講師によれば、目的意識を持たれ、目に見えない色々な箇所にお金をかている講師もいらっしゃいますし、趣味程度で習われてきた方もいます。
申請料ではなく、別の形をとられている講師の方もいます(謝礼をしない生徒を抱えている方もいますし)ご縁を大切に、お茶の精神を学ばれてくださいませ。
『入門』あたりだと、ハウツー書籍が出ておりますが、
『茶通』あたりからは、口伝による伝授のみです。
↓割稽古からはじめて薄茶点前など茶道と聞いて思い浮かべるほとんど全てを含んでいる
入門
●割り稽古:
薄茶の点前をする前に、まず基本となる動作の稽古をします。
茶の湯の初歩の修行のたいせつな部分です、一つ一つの動作を正しく、しっかりと学び、稽古を積むことが大切です。
●略点前:
瓶掛けに鉄瓶、またはポットなどを用いて薄茶を点てる、初歩の薄茶点前
●薄茶点前:
御茶の稽古は薄茶に始まって、薄茶に終わるというくらい、大事な点前です。
この中に、すべての点前の基礎が含まれています。
↓習事八箇条、飾物五箇条からなり、特別な状況や道具に即した変化を学ぶ
習事・習事八箇条:
組合点・仕組点・長緒・盆香合・花所望・炭所望・茶筅飾・台飾の稽古許可
●組合点:
建水が名物か由緒のある品物である時に行う点前。
飾り付けは,棚に柄杓蓋置を飾り,水指の蓋に茶巾,茶筌,茶杓を飾り,棚前に,茶入を入れた茶碗を建水にのせて飾り付ける。
●仕組点:
道具を運ぶ手間をはぶいたもので,佗た老人にふさわしい手前。
棚に柄杓蓋置を飾り付け,茶入を棚前に飾る。
建水に仕組んだ茶碗をのせ,一緒に持ち出す。
●長緒:
大海茶入や老松茶器などの平たい茶入を入れるための袋を使った点前。
●盆香合:
名物か由緒のある香合を盆にのせて扱う,炭点前。
盆香合の場合は炉・風炉共に,香木二片を香合に入れて,たききるようにする。
棚に盆香合を飾っておきます。
●花所望:
花入が名物などの由緒ある時,または花が客その他より到来した場合,
客に所望して,花をいけてもらう式法。
●炭所望すみしょもう:
亭主の所望により客が炭をつぐ作法。
炉のときだけに限られる。半田を用意して,底取りで灰に左巴をかいておく,中央に長火箸を置き,その上に斜めに底取りをおく。
飾物・飾物五箇条 : 軸飾・壺飾・茶入飾・茶碗飾・茶杓飾
●軸飾り:
掛物が御宸翰や,名物,由緒ある物であるときに,行います。
巻いたままの軸を床壁に立て掛けておきます。
客の,所望により床に掛けます。
●壷飾り:
開炉のころ,口切の茶事に行います。
この時,茶壷は,蓋をしてその上に口覆を掛け,口緒を結びます。
客の所望により,拝見にだします。また,壷に飾り緒を掛けるか,網を掛けて,飾ってある時は,拝見を致しません。
●茶入飾り:
茶入が名物か由緒のある時,点前に使わず,床にかざります。
茶入は,盆にのせて飾ります.なお茶入には茶を入れません。
客は茶入,しふく,盆を拝見する。
●茶碗飾り:
同様に,茶碗が名物か由緒のある時に行います.
茶碗は中に四つ折のふくさを入れ,その上に茶入を入れて,飾ります。
客の所望により,茶碗を拝見にだします。
●茶杓飾り:
同様に,茶杓が名物などの時に行います。
盆の上に,ふくさをひろげ,右に茶杓,左に筒を置き,床に飾ります。
盆は長角のものを用います。
●台飾り:
棚に天目台を飾っておき,点てた濃茶を天目台にのせて客にだす,濃茶点前です。
貴人の客に対する点前です.茶碗は天目を使いません。
●茶筌飾り:
水指,茶入,茶碗,茶杓の四品中いずれかが名物か由緒ある品である時行います。
水指の上には,蓋右に茶杓を,中央手前三分の一に茶巾を,
その上に茶筌がのり,棚前に茶入をいれた茶碗を飾り付けます。
↓台子点前の準備段階として重要な道具の取り扱いを学ぶ
茶通箱
相伝による稽古事
茶通箱を使った濃茶点前
唐物
相伝による稽古
文琳茶入などの唐物写しの茶入を用いる濃茶点前 真,行,草がある
台天
相伝による稽古事
天目台を用いて行う濃茶点前
盆天
相伝による稽古事
四方盆を用いた唐物点前
↓台子点前
乱飾 相伝による稽古事
↓真台子を用いた奥儀
真台子(しんだいす、しんのだいす) 相伝による稽古事
真台子(しんだいす、しんのだいす)
乱飾と真台子はお家元宗匠より直接直伝。
古来より相伝の厳しさが今の世にも受継がれ、
皆伝の真台子は男性に限り、
女性では乱飾が最高の段階で、
お点前はもとより、体験に体験を重ねた修練の年数、知識、人格、茶道への貢献など、あらゆる角度から考えて許さるそうです茶道部〜茶わん〜
資格は、『表千家講師』と『表千家教授』があります
表千家講師
『表千家講師』の許しを得ると、
弟子を取ることが許され、許状を申請することが出来るようになります。
【講師の資格条件】
・表千家同門会々員であること(同門会は、毎年、年会費1万円が必要)
・唐物以上を許されていること
・師匠からの紹介
家元へ⇒ 申請料50,000円+玄関料10,000円+お供え10,000円
師匠へ⇒ 御礼のお気持ち(上記と同じ額)
『表千家講師』と呼ばれる資格をいただく時にもらうのが「宗名」です。
自分で「宗」+漢字一字(自分の名前の一字を取るのが普通)を決めて、
申請書類に書きます
表千家教授
【教授の資格条件】
・表千家同門会々員であり、入会期間が連続で20年以上
・年齢50歳以上
・許状(相伝)の取り次ぎ……弟子の許状(習事以上)の申請実績があると言うこと
・教授者講習会5課目修了から5年以上
・盆点の許しを受けてから10年以上
おゆるしもの
許し物は、その言葉のとおり「秘事」として相伝を授けられる人だけに、
その作法が教えられるものです。
その作法は公開しないことはもとより、
お稽古場でも、その許しを得ていない人の前ではしない厳しいものです茶道部〜茶わん〜
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