二月に大炉を開くとお聞きしましたが、大炉とはどのようなものでしょうか。
大炉とは裏千家独自のもので、十一代玄々斎が田舎家の囲炉裏から創案されました。 咄々斎の次の間六畳に逆勝手で切られており、二月の厳寒の時期にのみ炉を開きます。 普通の炉は、一尺四寸(約42.4cm)四方ですが、大炉は一尺八寸(約54.5cm)四方と大きいことから、大炉と名付けられました。 炉に向かって右手前寄りに五徳を据え、反対側の左向こう隅に雪の結晶の形をした雪輪瓦を立てて灰仕切りをします。 炉縁は木地を用い、炉壇はねずみ色に仕上げます。 炭の熱や大振りの釜から立ち昇る湯気で部屋を暖め、お客様に寛いでいただくために考案されました。 |
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